設計事例

伊集院の家


 

 

コンセプト

テーマは「友が集い、語らいながら料理ができる住まい」。外観は、落ち着いた和風を基調にした現代和風住宅です。この住宅は、鹿児島の島津家と縁のある伊集院の、閑静な旧集落の外れにあり、交通量の多い幹線道路に面して建っています。ゆえに、安全、プライバシィーの確保の観点から、アプローチを兼ねた、ゆったりとした前庭を設け、緩衝空間としました。テーマに沿って、友達が集い、フレキシブルに使えるLDKの広い空間を確保し、台所は収納、使いやすさを優先し、背面すべてに造り付けのカップボードを設けました。 天井は、より空間を広く見せるために、また安らぎと、癒しを得るため杉板張りの斜め天井を採用しました。将来、年老いたご両親を迎え、介護するための住まいでもあり、ガレージ内に車椅子用のスロープを設け、雨の日にも自動車からの乗り降りが自由にできるように配慮しました。また、廊下を短くホールを広くとり、トイレは2ウエイ方式を採用しました。ご両親の憩いの空間として、和室に広縁を設け、広縁の前では施主が丹精に育てた菜園があり、季節ごとの野菜、果物が観賞でき、日常生活に潤いを与えてくれる事と信じます。

 

 


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